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庵田
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職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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kokuraseiko-m.JPG工場の方からは、「もうじき取り壊すかも」と言われ、でもこれは載せたい! という意志の元、何とか書き上げた項目です。この写真にある事務所棟に関しては、何とかしたいという話もありましたが、倉庫棟については今もなお、いつ取り壊されても仕方ない状況ではないかと考えられます。
こちらの施設、一時期は門司赤煉瓦プレイスに隣接する形で移築できないかという話もあがったほど、小規模ながら実に装飾に富んだ、工場建築らしからぬ名作です。残念ながら、まだ解体の噂がぬぐえない現状ですが、工場閉鎖後も東京製綱が物流施設として何とか敷地を確保していることから、当面は即時解体、と言うことには成らないのかな、と考えています。
平成初期の工場火災がなければ、現在は解体された他の煉瓦施設や木造施設とともに現役工場として稼働していたかもしれない、と考えると、残念なところが多々ありますね。
ちなみに、「東京製綱」の最後のコウは「つな」です。「はがね」でも、「あみ」でもありません。ご注意あれ。
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kyutetsu-m.JPG九州鉄道記念館、という名称の方が通りがよいかもしれません。現在の鹿児島本線と日豊本線、肥薩線を開通させた民間会社九州鉄道の本社として、同じ門司の旧三井物産ビルに移転するまでの約半世紀本社機能を持っていた施設です。近年まで国鉄清算事業団が事務施設として使用していましたが、記念館として改装、晴れてオープンを迎え現在に至っています。
この建物、改装を行う際、2階フロアを取っ払ってしまいました。あのときの部材、どこ行ったんでしょうか? 何かに使用できる、当時の雰囲気を持つ部材があったやに聞き及んでいますが、、、
あ、そうそう。最初にここがオープンした際、友人連中と一緒に行ったのですが、そのときの掲示板に建物の竣工期を「明治22年」と誤記してありました。私が明治24年と空で記憶していたのに、「おまえが間違っている」と言われてしまったじゃあないですか! 後で行ってみたらしっかり書き換えてますし、ちゃんと調べてくださいよ、もう!!
furukawa-wakamatsu-m.JPG保存活用が決まりきれいに改修された洋館と、あえなく取り壊され、跡地にはマンションが建つという悲しい取り合わせを示す一枚です。
写真中央にある建物が、古河鉱業若松ビル、かつての古河礦業若松支店です。あえて「鉱」と「礦」とを分けて記述していますが、古河では「炭礦」という表記を多く用いていた歴史的事実に則って記載し、現在の名称では金へんを用いているので仕方なく使い分けています。
先日文化庁の担当の方が建物の視察に見えられたようで、いよいよこの建物も文化財登録されます。これを思い切ったと言うべきか、今更か、と嘆くべきか。向かいの麻生鉱業ビルが取り壊された現在となっては、私的には「あ、そう」という感想以上は持っておりません。
こういった保存の確定した「鉄板」の物件を文化財登録するのではなく、もっと危機的なものを優先して欲しい、といってもこれは叶うはずのない願いでしょうか。
mitsubishi-goushi-m.JPG私の感覚で言うと、「この建物が無くなれば、若松のまちづくりは終わる」と称するほかない建物です。古河鉱業ビルのような、分かりやすい洋風建築でなく、極端に目立つものでもなく、しかし歴史的経緯は十二分にあり、また内装の荘厳さは首都圏にもないすばらしいものです。
設計者は三菱丸の内の煉瓦ビル群を設計した一人である保岡勝也。一応商店なども入居しているので、少人数での見学は容易かと思います。かつてサイト内の紹介では「朴訥な外観」と書いてしまいましたが、それは鉱滓煉瓦の色合いの点であって、今改めてみるとそこそこ雰囲気があって、やはり名建築のひとつといえますね。
P3075055-s.JPGここまで延び延びになってしまうと、このページだけゆっくり作ってしまうのも良いかも知れません(ダメですか?)。
現在保存・解体の狭間にあり大きく揺れている折尾駅です。
私の個人的な思い入れから申し上げると、高校時代、自分の身近な世界から大きく広がった現在の「世界」の窓として、その価値は計り知れないものとして今もあり続けます。
いや、、もちろん日本初の立体交差駅だとか、用途に応じて増築し地域の顔として在り続けたその象徴性なども大事です。十分文化財としての価値はあるとは思いますが、なんといいますか、私にとってそんなものでさえ、自分の思い出に比べれば小さな価値です。今の自分と折尾駅とは、やはり切っても切れない関係にあります。
出来るだけ、多くの部分をそのままで保存できるよう、今それが少しでも叶えられる立場になりつつある(発展途上の)自分として、出来ることを出来るだけ頑張るほか、ありません。
とりあえず、やるべき事としては、2/23日のシンポジウムでしょうか、、。
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