『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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「ミナトの美貌」とも称された特徴的な建物です。日本近代に栄えた港町に行けばたいていこのような塔屋の付いた建物をみることができますが、当時の流行とも、自社艦船向けの灯台の役割を果たしていたとも考えられます。
角地にタワーを設ける形式を、日本人は潜在的に愛しているようです。銀座の和光、岩手銀行本店、若松の古河鉱業ビルetc.、、街の象徴足るべき威厳を持っていることもありますが、塔屋自体に親しみを持っていたことがその建物を今まで存続させていたことに大きく影響させていたのでしょう。
この塔屋もそれらの例に属されます。解体の危機を乗り越え、北九州市では初の国登録有形文化財となりました。現在はホールやギャラリーとして用いられています。全国的な知名度も上がりました。今後観光地として門司港が存続する限りは、遺され続ける建物ではないかと思います。
観光地として廃れてしまったら、、もうどうなるかは分かりませんよ?(笑)
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