『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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編集担当の私として、今回の中で一番美しい近代化遺産の風景を選べと言われると、さんざん悩んだあげくこの一枚を選ぶでしょう。河内の堰堤は確かに美しいのですけど、あちらは静的空間の美を追求したものですし、西日本工業倶楽部のそれも、蝋燭の火に照らされていればまたひと味変わった美しさもあるのでしょうが、、まだ見たことがないので、こちらですね。
工場内の写真の美しさには洋館の美意識とは異なるものがあり、その中のひとつに機械がうなりを上げて製品を作る様に代表される、「動的空間」の美しさがあると思います。ただし、これはなかなか一般の方にとり見ることが出来ないものです。では、何を以て形容するべきか。私は水道施設の生産物である水が織りなす芸術性にそれを見いだしたいと思います。
この構造物は「余水吐」と言いまして、ダムに水が溜まりすぎて堰堤から水が溢れるのを防ぐ為作られたものです。階段状になっているのは水質改善の曝気と緩速を目的にしたものと考えられます。
工場内の写真の美しさには洋館の美意識とは異なるものがあり、その中のひとつに機械がうなりを上げて製品を作る様に代表される、「動的空間」の美しさがあると思います。ただし、これはなかなか一般の方にとり見ることが出来ないものです。では、何を以て形容するべきか。私は水道施設の生産物である水が織りなす芸術性にそれを見いだしたいと思います。
この構造物は「余水吐」と言いまして、ダムに水が溜まりすぎて堰堤から水が溢れるのを防ぐ為作られたものです。階段状になっているのは水質改善の曝気と緩速を目的にしたものと考えられます。
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