『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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最後の編集会議、、、というと区切りが良さそうですが、初校の前の会議といった方が(事務局的には)適切です。3月25日に九州国際大学にて行われました。
会議の前には「研究会」として行いたい産業映画の収集、その事前準備とも言うべき上映会として『この天の虹』(1958、松竹、木下恵介監督)を鑑賞しました。
全国ロードショーされたというこの映画。私にはとうてい信じられません。前半20分くらいは完全に製鐵所の宣伝です。また結構美化されているような気も致します。もっともこれは現代のエコライフで個人主義な考え方に基づくものかもしれません。いや、、それでもたかだか40年前に景観や考え方、地域の勢いまでも変わってしまった現状を見るに付け、複雑な感慨を覚えます。
さてこの後は九国大の坂本先生による「北九州の近代軍事遺産」に関する講義です。原稿提出ではなく講義、と言うところが腑に落ちないところではあるのですが、ま、仕方ないと言えばそうとも言えるわけで。
ここでの発表で現状の問題点としてあげられるところは、「小倉城遺跡では、軍事施設時代の遺物も出土しているが、通常廃棄され記録されることはない」という非公表の事実です。
情けない話です。こういう事を聞くに付け、だから行政は、、、と愚痴を言わずにいられません。
とはいえ、こちらのブログはあまりくどくど言わないスタンスで行きますので、事実のみここで採りあげます。
著者候補を集めた編集会議としては今回で終了、次回は「初稿の校正ですよ」とアナウンスしておきました。
ちゃんと出してくれることはもちろんですが、
「ちゃんとした文章を書いてくれること」
の方が一番怖かったりもします。何せ研究者という方々は、ルーズで勝手気ままが相場ですから(良心的な研究者の皆様、ごめんなさい。私の自戒でもあります)。
会議の前には「研究会」として行いたい産業映画の収集、その事前準備とも言うべき上映会として『この天の虹』(1958、松竹、木下恵介監督)を鑑賞しました。
全国ロードショーされたというこの映画。私にはとうてい信じられません。前半20分くらいは完全に製鐵所の宣伝です。また結構美化されているような気も致します。もっともこれは現代のエコライフで個人主義な考え方に基づくものかもしれません。いや、、それでもたかだか40年前に景観や考え方、地域の勢いまでも変わってしまった現状を見るに付け、複雑な感慨を覚えます。
さてこの後は九国大の坂本先生による「北九州の近代軍事遺産」に関する講義です。原稿提出ではなく講義、と言うところが腑に落ちないところではあるのですが、ま、仕方ないと言えばそうとも言えるわけで。
ここでの発表で現状の問題点としてあげられるところは、「小倉城遺跡では、軍事施設時代の遺物も出土しているが、通常廃棄され記録されることはない」という非公表の事実です。
情けない話です。こういう事を聞くに付け、だから行政は、、、と愚痴を言わずにいられません。
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著者候補を集めた編集会議としては今回で終了、次回は「初稿の校正ですよ」とアナウンスしておきました。
ちゃんと出してくれることはもちろんですが、
「ちゃんとした文章を書いてくれること」
の方が一番怖かったりもします。何せ研究者という方々は、ルーズで勝手気ままが相場ですから(良心的な研究者の皆様、ごめんなさい。私の自戒でもあります)。
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