『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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この名前だと、全国区の方々には何のことだか分からないかと思いますが、門司港にある料亭として建てられた豪壮な木造三階建建築です。傾斜地に建てられているため、実際の上屋以上にスケール感を覚える、非常に象徴的に作られた作品で、地域住民による募金活動や一般公開を経て現在保存のため建物の買い取りまでが完了しております。
これで落着めでたしめでたし、となれば良かったのですが、肝心の建物の改修がなかなか始まらず、またそうこうしているうちに隣地では14階建てのマンション建設が計画されています。
、、、こういう計画を見るにつけ思うのですが、「新しい住民が増えて町が活性化する」とか、「周辺道路も整備されて住民にもプラスになる」という良い面が強調されるばかりで、「実は移住してくるのは、奥地に住んでいたお年寄りが多く、結果的に人口は変わらない」ことや、「道路整備とともに交通量が増えて歩行者には返って不便なところになる」なんていう側面は、やもすれば住民サイドからもほったらかしになってしまうのは、なぜでしょうか?
やはり開発=活性化という図式が観光地化している門司港でも結びつく、と思っているんでしょうね、、、マンションよりも、人口増につながる若手の働き口を作ることの方が大事であり、門司港の場合の「それ」は、観光客のリピータを呼び込むための仕掛け作りだと思うのですが。
これ以上の開発は、図面とともに地域にとって良いものかどうか周辺住民で判断できるような、そんな関門地域で会っててこれることを改めて期待します。
期待、、、できればいいのですが。門司港の近代建築に関しては、砂をかむようなニュースが続きます。
これで落着めでたしめでたし、となれば良かったのですが、肝心の建物の改修がなかなか始まらず、またそうこうしているうちに隣地では14階建てのマンション建設が計画されています。
、、、こういう計画を見るにつけ思うのですが、「新しい住民が増えて町が活性化する」とか、「周辺道路も整備されて住民にもプラスになる」という良い面が強調されるばかりで、「実は移住してくるのは、奥地に住んでいたお年寄りが多く、結果的に人口は変わらない」ことや、「道路整備とともに交通量が増えて歩行者には返って不便なところになる」なんていう側面は、やもすれば住民サイドからもほったらかしになってしまうのは、なぜでしょうか?
やはり開発=活性化という図式が観光地化している門司港でも結びつく、と思っているんでしょうね、、、マンションよりも、人口増につながる若手の働き口を作ることの方が大事であり、門司港の場合の「それ」は、観光客のリピータを呼び込むための仕掛け作りだと思うのですが。
これ以上の開発は、図面とともに地域にとって良いものかどうか周辺住民で判断できるような、そんな関門地域で会っててこれることを改めて期待します。
期待、、、できればいいのですが。門司港の近代建築に関しては、砂をかむようなニュースが続きます。
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COMMENT
隣高層マンション?
2008/03/22(Sat)11:28:15
三宜楼の隣に高層マンションですか?
隣も似たような木造建築がありませんでした? もしかして、道挟んで空き地になっていた場所? どっちにしろ、景観から考えるとナンセンスな発想だと思います。 だって、あの地区は、あの雰囲気がウリなんですから…。そして、それが観光としてウリになるのに--; |
Re:隣高層マンション?
>もしかして、道挟んで空き地になっていた場所?
です。景観なんて、マンション業者にとってじゃまなだけなのでしょう。住民説明会でも「法律は守っている」との一点張りで押し通しているそうです。 日本の会社というものが質的に劣化しているように思えてなりません。経済は確かに大事ですが、そこに心を入れ、周囲と来訪する方々への思いやりを鑑みるのが、法人たるもののポリシーではないか、と思うのですけどね。 |