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プロフィール
HN:
庵田
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職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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P7017632-m.JPGここ数年、学生という時間を利用したり、現実逃避を行ったりといういろいろな機会を見ては、国内各地の近代化遺産を見て回っています。
「やはり、現地を見なければ分かることは少ない」と産業考古学の考え方を改めて持ちながらも、現地では体力の続く限り、写真を撮っては移動を繰り返してきたのですが、その巡ってきた中でも一番お薦めなのが、こちらの写真(写真上)。雰囲気抜群の鉱山シーンですね。まあ、整備されすぎているな、と気づかれる方のほうが、うちのブログを見ている方々では多いかと思います。
こちら、台湾は台北県瑞芳鎮にあります金瓜石鉱山を利用して出来た生活環境博物館(エコ・ミュージアムとも言う)です。金のかけ方も凄まじく、こちらの坑口に至っては、一度閉山した坑道を新たに150メートル掘削して観光用の坑道を造ったと言いますから、考え方が根本的に違います。
PC013866-m.JPG少々場所を変えれば、ほったらかしに近い炭鉱も遺っております。たとえば、こちら(写真中)。こんなもの、ほったらかしにするなよ! と激しくツッコミを入れざるを得ない、煉瓦+RC混構造の施設ですが、こちらは日本であれば、北海道の奥地とかよほど辺鄙なところに行かなければ見られるクラスではない(便利の良いところの設備群はさっさと撤去してしまうため)のですが、台湾は、凄まじいです。駅前にあるのですから。炭鉱設備の性質から考えれば、当然といえば当然なのですが、ちゃんと遺っているところがすばらしい。
これだけのクラスが日本にあまり遺っておらず、同じ時期に日本人が造った物がちょっとだけ離れた(福岡県在住者にとって見れば、東京より台湾の方が近い、、、)こんなところにごろごろあると。これは、もう奇跡の類というほかありません!
PC024281-m.JPGこんな台湾ですから、市街地にも素晴らしい遺産があります。近代建築系では既に総統府はじめ有名所がありますが、それ以外にも、こちら(写真下)とか、日本統治時代に造った工場施設がどかんと遺っております。東大あたりでは既に研究論文をどしどし出しているようで、研究端としては手垢が付いている感も見受けられますが、民間、、、というより近代化遺産愛好者の方々にとって見れば、これからブームが訪れるのではないか、と思うくらい、実に注目している地域でもあります。
、、、注目地域って日本じゃないのかよ! というツッコミは甘んじて受けたいと思います、、、が、それを受け止め、まくし立てるくらいの魅力をこの地域が持っていることは言うまでもありません。建物の保存活用も今から急激に行われつつあるようで、正直RCの保存に関して言えば、日本よりも保存技術は進んでいるのではないかと思うくらいです。台湾、これからも要チェックです。

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