『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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ポケット版の企画が最初に挙がった際、編集側で一番話題に挙がったのは、
「地図を何とかしたい」ということでした。
今までのシリーズ本では、国土地理院二万五千分の一、或いは五万分の一図を使用しています。
全般的な都市の情報を知る上でこの地図は、確かに便利なのですが、個別遺産のある場所へ確実に行きたいと思う場合、どこで曲がるべきかなど心許ない部分が数多くあります。だからこそ、数あるまちあるき関係の本では、街路や水路などに情報を特化した地図が用いられます。こういう場合、出版者側か執筆者が新たに地図を「起こす」必要があるのですが、今回、それをやろうと試みたわけです。
、、、まあ、結果として失敗した訳なのですが。一番の原因は、時間。次に私のつたない技術と出版社の技術とが双方ともにかみ合わなかったこと。さらに起こし元の地図を適切に選べなかったことも問題と言えます。
そもそも、私ひとりで何でもやらなければならない現状には、自ずと限界がある(筑豊のグルーブは筑豊地域の執筆のとりまとめは行っていただきましたが、このような部分にまで関わっていません。近代化遺産の概念に関する意見すりあわせも出来なかったですし、、、)わけで、最初から無理だったと言えなくもありません。
九州に数多くいる有能な院生・若手研究者がこのような作業に関わらない理由が、今ならよく分かります。学会レベルでは何の評価もされない(所詮郷土史、という扱いすら受けることも、、、)からです。それより論文書けと。これじゃあ人材不足は解消されませんね。
「地図を何とかしたい」ということでした。
今までのシリーズ本では、国土地理院二万五千分の一、或いは五万分の一図を使用しています。
全般的な都市の情報を知る上でこの地図は、確かに便利なのですが、個別遺産のある場所へ確実に行きたいと思う場合、どこで曲がるべきかなど心許ない部分が数多くあります。だからこそ、数あるまちあるき関係の本では、街路や水路などに情報を特化した地図が用いられます。こういう場合、出版者側か執筆者が新たに地図を「起こす」必要があるのですが、今回、それをやろうと試みたわけです。
、、、まあ、結果として失敗した訳なのですが。一番の原因は、時間。次に私のつたない技術と出版社の技術とが双方ともにかみ合わなかったこと。さらに起こし元の地図を適切に選べなかったことも問題と言えます。
そもそも、私ひとりで何でもやらなければならない現状には、自ずと限界がある(筑豊のグルーブは筑豊地域の執筆のとりまとめは行っていただきましたが、このような部分にまで関わっていません。近代化遺産の概念に関する意見すりあわせも出来なかったですし、、、)わけで、最初から無理だったと言えなくもありません。
九州に数多くいる有能な院生・若手研究者がこのような作業に関わらない理由が、今ならよく分かります。学会レベルでは何の評価もされない(所詮郷土史、という扱いすら受けることも、、、)からです。それより論文書けと。これじゃあ人材不足は解消されませんね。
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