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プロフィール
HN:
庵田
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男性
職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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P5316485-m.JPGええっと、この際正直に告白します。こちらを入れたい! と提案するの忘れてました、、、申し訳ない、、、。
戦後竣工の作品ながら、その規模・技術的価値、さらに歴史的な意味合いも込めて近代化遺産本に紹介する価値は十分あるのですが、やはり竣工年が若干のネックとなり、どの本でも紹介がためらわれている作品です。
今回の100選企画でも戦後物件はあまり喜ばれていないのは事実です。僅かに銀行建築と村野作品、それから九州工業大学の講堂が紹介されているのみですが、もっと紹介すべき作品は見いだせることが出来ますし、、、まあそれでもう一冊分造るには少々手薄でしょうが、紹介したいかそうでないかといわれれば、いずれ紹介の機会を待ちたいと思える作品が多く控えています。
その筆頭格として、こちらの橋梁を挙げたいのです。若戸大橋は北九州市発足をも結びつけた、記念碑的な作品と言えるでしょう。
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P5306380-m.JPG今回の北九州・筑豊の近代化遺産100選では、生活に関連した遺産を数多く紹介しています。これらの基準としては、単体で『北九州の近代化遺産』等で紹介するのは厳しそうだけど、(主に私が)面白いと思った物件をまとめて3件ほど紹介しています。
こちらの建物は、建築好きのごく一部で評価されている作品ではありますが、いかんせん、八幡東区高見の住宅街の向かい側で、これ単体のみが遺されている状態となっています。南の山側には個人宅があるのですが、個人宅紹介するわけにはいきませんので、残念ながら掲載見送りとなりました。
外観がきっちり遺った商業建築では、こちらの他にも門司葛葉の内山医院や下曽根界隈の理容店など、ちょこちょこあるにはあるのですが、どれも取材不足とパンチが足りない、或いはそのほかの理由(気力不足)などで掲載しておりません。本当はこういった建物をもっと紹介しておきたいのですが、あまり紹介しすぎると全体のバランスが悪くなりますし、、、考え所ですね。

正直申し上げると、出版社からは「売れている」という話は伺うものの、ブログなどでも反響は前回のどの書籍よりも薄いです。mixiやTwitterでも若干コメントがあるのですが、こちらについてはブログで紹介しづらい(どちらも登録制のため)んですね、、そんな中、2件紹介します。今回が年内最後の評判紹介でしょう。

http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen20/P/9002.aspx
(丸善インフォメーション/注目の新刊【趣味実用・旅行 】11月28日)
なんと、丸善さんから紹介を頂きました!、、、ただ、このブログコーナーに一日辺りどのくらい書籍紹介されているのか、若干気に掛かるところですが。
また、紹介されているジャンルが、旅行もあるので、他の本に比べるとやたら浮いています。その分目立つから良い、、のかもしれません。

http://www.genshobo.com/colum/weekly_0911_1.html
(弦書房週報 第1号)
いつのまにか出版社のサイトの中にこのようなコーナーが出来てました。当該書籍については、第1号と第4号で紹介されています。

いつもに比べまして内容が薄いのは、上記事情がありますので、ご勘弁下さい。

P4113997-m.JPGこちらの建物が、ポケット判でも紹介されなかった理由は、何となく分かります。見てのとおり、ぼろぼろです。おそらく、大型台風が来たら倒壊してしまうんではないか、というくらいのクラスです。
しかしながら、明治鉱業特有の鉱山鶴嘴交差マークが車寄にしっかりついており、近くには炭鉱関連の構造物も一部現存するだけに、とりあえず紹介だけはしておいて、取り壊された場合でも一部保存を訴えかけられるように世論補強を、、、個人的にはしておきたかったのです。
ぼろぼろだからとか、個人所有だからとか、掲載しない、出来ない理由はいくらでも出来ます。ただ、それに対して如何にねばり強く交渉するか、これがこのシリーズ内で私が最も重要視する部分のひとつです。そういった力強さがないと、埋もれた遺産はいつまでも埋もれたままになってしまいますから。
ということで、こちらの遺産もブログという形ではありますが、紹介した次第です。
P4114182-m.JPG各出版企画で「紹介したかったもの」シリーズを記載させていただいていますが、今回の企画に限っては、自分の担当した部分についてはかなり好き勝手放題させていただいている(しかし、掲載許可は自分で取っていない、、、)ので、北九州関連では特に言うことがなくなるのです。
で、不満が出てくるのはどうしても筑豊側になってしまいます。自分で直接執筆者に関わっていないので、「どうしても、載せたんですっ!!!!!」と押し切る力強さが足りなかったのでしょうか(困笑)。やはり時間の問題が強くありましたね。もっと丁寧に掲載交渉が持てればこういったぶつくさ不満もなくなったのでしょうが、、、
とまれ、今回は炭鉱事務所建築です。三井田川炭鉱の、本物の事務所で、現在は不動産が使用しています。昭和13年竣工の、ばりばりの炭鉱関連近代化遺産なのですが、、、、。
先方からクレームが付いたのでしょうか。しっかり不掲載になっています。こちら、世界遺産の審査委員にお見せできたのでしょうか。「筑豊には炭鉱設備が少ないから世界遺産が駄目になった」とよく言われますが、松原炭鉱住宅以外でもどーんと面積で見せられる炭鉱住宅群も一応ありますし、まあ、住人からクレームが来ることは間違いないのですが、審査委員に好印象を与えるための、特別プログラムくらい組んでも良かったのでは、と思えてなりません。日吉炭鉱見せるとか、田川の旧色町見せるとか。ああ、これも住民クレームが激しそう。
どこかから批判を一手に受け止める方々がいない限り、世界遺産なんて誘致できないのかも、知れません。北九州では一部そういった人間を知っている(決して市長でも議員でもない)だけに、強くそう思います。
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