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庵田
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男性
職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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sankirou2-s.JPG私、個人的には近代和風建築といったものにあまり食指が向かない質でした。
それはなぜかと言いますと、和風建築というものは素材の良さ、具体的に言えば木材そのものの質にどれだけ気を配るかといったところに建物の贅沢さが表れているところがあり、よくよく見つめることでようやく違いが分かる、、、ような気がするという非常に素人受けしない、正直言えば見分けが難しい建物で、建築分野に入ったばかりの私には、この建物の調査がNPOで始まった時、まあ、気が重かったと言うほかなかった状況でした(今でもどちらかといえば、機械遺産の方がおもしろさを覚えていたりします)。しかし、さすがは料亭建築。この建物はおもしろさ、いわば棟梁の遊び心が随所に現れています。
たとえば写真にあるこの意匠。一階正面玄関横の壁に施された下地窓意匠は、なかなか面白いものです。正面玄関から松、階段の途中に山と雲、登り切ると月の意匠があります。これらは、地上(世間)から天上(料亭)に至るというデザインモチーフで、ただ凝った意匠という以上のストーリーを作りだしています。このほかにも、欄間や書院、床の間などに用いられた意匠と和風建築の「お約束」、または当時の世相などを考えると、建物を見るときのおもしろさがますます増えていくものです。
この建物は、私が建築端にどっぷり浸かることになって記念碑的(建物にとっては迷惑な話でしょうが)な施設といえるでしょう。これからも建物保存に尽力していきたいと思います。
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