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プロフィール
HN:
庵田
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男性
職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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oosakashosen-s.JPG「ミナトの美貌」とも称された特徴的な建物です。日本近代に栄えた港町に行けばたいていこのような塔屋の付いた建物をみることができますが、当時の流行とも、自社艦船向けの灯台の役割を果たしていたとも考えられます。

角地にタワーを設ける形式を、日本人は潜在的に愛しているようです。銀座の和光、岩手銀行本店、若松の古河鉱業ビルetc.、、街の象徴足るべき威厳を持っていることもありますが、塔屋自体に親しみを持っていたことがその建物を今まで存続させていたことに大きく影響させていたのでしょう。

この塔屋もそれらの例に属されます。解体の危機を乗り越え、北九州市では初の国登録有形文化財となりました。現在はホールやギャラリーとして用いられています。全国的な知名度も上がりました。今後観光地として門司港が存続する限りは、遺され続ける建物ではないかと思います。

観光地として廃れてしまったら、、もうどうなるかは分かりませんよ?(笑)

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韓国やら東京やらいっていた関係もあり、今まで書きためていた文章=貯金がなくなり、今日からリアルタイムでの書き込みが続きます(続かせたくないな、、)。

それはともかく、今回もお知らせです。

『北九州の近代化遺産』出版パーティと励ます会

日時:11月25日(土) 午後6時~
場所:門司赤煉瓦交流館
会費:5,000円

              進行
励ましのエール:出口 隆
私の「北九州の近代化遺産」:吉田 啓(朝日新聞西部本社社会部記者)
      以下、交流

 呼びかけ人 代表 出口 隆 (北九州都市協会会長)
                              安藤 英和(北九州市企画政策室長)
                               伊藤 豊仁(戸畑図書館長)
                           木元  富夫(九州産業考古学会会長)
                               小嶋 一碩(千草ホテル代表取締役社長)
                               轟  良子(中央図書館)


こんな感じです。現在発売に先行した宣伝活動を産業考古学会はじめ東京でのシンポジウムなどで行っています。できれば、今後の会の様子を見てみることをかねて、パーティーにも参加いただければ幸いです。

第7回の会議は九国大のいつもの会場で11月5日に行われました。13人が参加し、原稿も続々と発表され一歩一歩階段を上っているような、少しの安心感を覚えたものでした。
今回提出され審議された原稿は以下の通りです。
「門司食糧倉庫」
「明治紡績」
「石炭会館」
少しずつマイナーな項目が顔を並べることになります。ひとつひとつについては、後ほど「こだわりの遺産」カテゴリーで紹介いたしますので、少々お待ちください。

議論を重ねる中で、色々と質問が出てきます。
建物の建設年代は本当に正しいのか?(棟札の確認は出来ているか、登記簿の閲覧はしたのか)
名称の統一は出来ているか?(原名称と旧名称、計量単位)
附属するエピソードはないか?(関連する施設、経済分野から見た意義、著名人に関わるもの)
、、、考えれば考えるほど、迷路にはまりこみそうですが、またこれも産みの苦しみというところでしょう。

以前に原稿発表スケジュールを作っておいたのですが、前回と今回の会議で守ってくれない方があまりにも多く、やむを得ず「自由発表」ということにしました。要は出版社に原稿提出する日迄には書き上げろよ、ということです。
なんだか、卒業論文提出のような修羅場シーンが確定しているような、そんな危険性をはらみながらの会議でした。
kuyakusho-toba3-s.JPG今回の出版企画を振り返ってみると、あまり公共機関の施設を選択肢に挙げていないような気がいたします。その最たるものが区役所(旧市役所ですね)。
これは編集代表の清水先生が意図的に敬遠したのではないかと考えていますが、その場で私も選定作業をしていた(筈)なので、何とも言い難いものがあります。
ただ、掲載件数が50~70件程度でなおかつそれを存分に書くことの出来る執筆者を捜す必要があるものですから、掲載したくても途中で脱落してしまうものもあるわけでして、、、そんな中では、比較的優先順位が低かったものだと思います。
それでもなお私が「掲載したかったもの」としてこの作品を捉えているのは、掲載作品分野のバランスの問題です。
私の思う近代化遺産の対象カテゴリーは、この国の近代化に貢献したシステム・産業・デザインに関連したもの全てだと考えています。近代の地方自治体、それを形成づける組織機構の運営システムには西洋から輸入されたものが数多くあります。それに日本で独自に作られたものを組み込みながら、明文法に基づく近代社会を形成していったという点では、市役所もはっきりと近代化遺産に捉えるべきだと思うわけです。
まあ、そういった意味では一次リストの方にちゃんと掲載したので、問題ない、といわれればそうなのですが。
JRkokura-kamotsu-s.JPG工場は毎年10月14日の鉄道の日前後に公開され、一部の煉瓦工場を一般の方でも見学することが出来ますが、ここにわざわざ載せるからには、もう少し踏み込んだところを紹介したいと思い、今回は右の写真をお見せすることにしました。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、日豊本線沿いにある煉瓦造の倉庫です。由来や見解については、本の中でお楽しみを(またこのパターンか!)。
この工場、煉瓦造の建物が3棟あり、ここにばかり注目が集まりがちですが、実は鉄筋コンクリート造の施設にも古いものが多く、今回は深く紹介することが出来なかったのですが、個人的にはここにもそろそろ脚光をあてたいところです。

さて、、、この工場に関してはもう一言お伝えしなければならないのですが、せっかくの煉瓦造の工場施設も早晩取り壊される可能性が非常に高いとの話です。今のところ表面化されてはいないのですが、ある日あっという間に壊される(保存運動の有無を言わさないところが、嫌なところですね、、、)ことがあるかもしれません。写真撮影、及び保存運動の準備はお早めに。
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