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プロフィール
HN:
庵田
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男性
職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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s-seoul-s.JPG何をどう記念するかはさておいて、本はまだ私の手元には届いていません(今電話で話したところによると、発売日は18日だそうです。産業観光フォーラムではフライング販売ということになりますね)。
このブログもおおよそ発売日一ヶ月前からスタートしたいという意向を言い出してから3ヶ月くらいで動き始めました。
だいたいスケジュール通りの販売価格(2200+税が正式価格です。出版社もここあたり混乱していたようです)、と期日、唯一スケジュール通りでないのが私の就職先くらいのもので(苦笑)。

さて、今回は一ヶ月記念ということで北九州とは違った写真を一枚紹介したいと思います。
海外の写真から。学会で行ってきた韓国・ソウル駅舎です。
日本占領時代に作られた駅舎で、KTX(TGVの韓国版ですね)の駅舎新設の際取り壊されるところを新旧駅舎を併設する形で保存、現在も一部駅舎として活用されてもいます。
北九州周辺では現在直方駅の保存問題が話題となり、また折尾駅も建て替えられる危険性が徐々に強まっています。
日本への反発心の強い韓国でさえ、駅舎を景観の重要な要素として建て替えを行わなかったのです。北九州、いや日本自体もこの精神に学ぶところは大きいのではないかと思います。

以上番外編でした。次回からは通常の更新が続きます。
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12月3日に行われた会合では、8人で製鐵所項目を中心とした原稿議論が行われました。
「東田第一高炉」、「水道施設概論」、「高見神社」を原稿としてあげましたが、それに追加して沼田尚徳論と起業祭に関する項目も追加掲載することになりました。、
前回の項目でも採りあげたとおり、この東田第一高炉の取扱いが非常に難儀なものでして、付属してある建物も実は溶接工場から移設されたものだとのこと。「モニュメントとしてのおもしろさ」を採用する形で今回項目に文章を載せることとなりました。
当然、ここよりおもしろみのある炭滓線は掲載決定、当然の話と言えますが、製鐵所だけでかなりの項目が掲載されることとなっています。

ここで改めて11月初旬の発行を最低限での目標と宣言して、1月末までの原稿提出と6月までの最終稿完成をめざし現行特則をするようになりました。
この頃は、産業考古学会全国大会の誘致をも想定していたこともあったものですから、11月を何とはなしに目標にしていたわけです。

higashita-kouro-s.JPGこだわっているかどうか、判断に悩むところなのですが、、、

一応、1901の愛称を持ち八幡製鐵所創業時の名を受け継ぐ構造物ですが、実際は昭和37年に造られた高炉です。ですから、有形文化財としての価値ではなく、「史跡」として保存管理されています。

先日UNESCOに対する産業遺産諮問組織の事務局長であるスチュアートスミス氏が訪れたときはこの保存状態に大きな不満を持ち、発掘調査をしてでも創業時の高炉の位置を特定すべきだとおっしゃったとのこと、、、これには修繕工場などの創業当時の施設を見せていない事にも原因があるのですが、たいそうご立腹していました。

製鉄所施設群の価値を高め、世界遺産に登録を目指そうという気概が少しでもあるのならば、こういった重要なイベントの際には少しは配慮していただきたい(市の一部部署は最低限の努力をしたと思うのですが、、、)と願うばかりです。

手前側に見える建物は、計画段階では「産業技術博物館」となるはずだった建物です。もう、ここあたりからボタンの掛け違いがあったのかもしれませんねぇ。

ho-sanui-s.JPG私が初めて直方の市街地を訪れたとき、一番驚愕した建物がこれです。そのスケール感、細部表現の細やかさ、そして先日内部を訪れたのですが、そこでまた保存状態のすばらしさにびっくりし通したのも記憶に新しいところです。

もし、今回の出版企画が北九州市内に完全に限定しなかったら、一番に掲載したかった建物です。いや、何か関連する施設が市内にあったら無理にでも掲載していました、、それだけ思い入れのある作品です。

市内にもおもしろい作品があまりにもたくさんありすぎるため、どうしても欲張ることができず、残念でなりません。まあ、仕方ないといえばそれまでなのですが、、、この建物の知名度を上げるために学会誌に掲載したり、ことあるごとに話題に挙げたりしたり。直方駅の保存問題に僅かながらに関わっているのは、この周辺の近代建築群の価値を高めるためです。あえて表立って話をしていませんが、周辺の住民の方々があまりにも建物の価値に気づかないので、もう、心配でなりません。

今回の会合はやはり2週間後の11月19日に開かれました。人数は10人、原稿が揃いつつあるというところは前回と変わりませんが、やはり、発表する人とそうでない人がいるわけで。
項目別発表の部門では、九州国際大の長妻先生が三菱化学・黒崎播磨・旭硝子・神戸製鋼所について解説されました。
ここの部分については、(学会的には)新事実の要素が多く、後々こだわりの遺産でじっくり紹介したいと思います。

今回は保存運動に関する原稿も発表されました。今回は堀川の保存運動を取り扱ったのですが、この原稿も発表以降二転三転、、この時はもう、どうなることだか、といった感じでした。ええっと、今から考えると一年前ですかね? できてしまった立場から考えると、落ち着いたもんですね。
次々回の忘年会に向け、出来ることは今年にしてしまおう、と言った雰囲気はあるものの、そうはならないのが原稿なんですよね、、、といったところの段階でした。
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