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HN:
庵田
性別:
男性
職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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IMG_4308-s.JPG私の手元には14日に届きました。ということで、表紙がご挨拶(笑)。
思ったより写真の仕上がり具合が良かったのでほっとしています。ただ、表紙のトップに自分の写真が使われなかったのは、全掲載写真の過半を提供した私にとって、くやしい、といいますか、何と言いますか、、、(やっぱり悔しいだけ?)
しかし、こういった表紙になったのにはやはり原因があります。具体的には、これ。

世界遺産へ13カ所 九州知事会研究委 候補リスト決定(西日本新聞11/14付)
私個人としては、関門の鉄道施設や鈴木商店関連施設を是非とも追加していただきたい所ではあるのですが、まずは大きな一歩と言えるでしょう。世界遺産という言葉が、少しずつ現実味を帯びてきています。

今回の出版が終わりほっとする反面、いろいろと風向きも変わってきており、ようやくこちらの文章も本領発揮せねばならんな、と気合いが入る次第です。プレッシャーも厳しくなるような。日々精進ですな。
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s-seoul-s.JPG何をどう記念するかはさておいて、本はまだ私の手元には届いていません(今電話で話したところによると、発売日は18日だそうです。産業観光フォーラムではフライング販売ということになりますね)。
このブログもおおよそ発売日一ヶ月前からスタートしたいという意向を言い出してから3ヶ月くらいで動き始めました。
だいたいスケジュール通りの販売価格(2200+税が正式価格です。出版社もここあたり混乱していたようです)、と期日、唯一スケジュール通りでないのが私の就職先くらいのもので(苦笑)。

さて、今回は一ヶ月記念ということで北九州とは違った写真を一枚紹介したいと思います。
海外の写真から。学会で行ってきた韓国・ソウル駅舎です。
日本占領時代に作られた駅舎で、KTX(TGVの韓国版ですね)の駅舎新設の際取り壊されるところを新旧駅舎を併設する形で保存、現在も一部駅舎として活用されてもいます。
北九州周辺では現在直方駅の保存問題が話題となり、また折尾駅も建て替えられる危険性が徐々に強まっています。
日本への反発心の強い韓国でさえ、駅舎を景観の重要な要素として建て替えを行わなかったのです。北九州、いや日本自体もこの精神に学ぶところは大きいのではないかと思います。

以上番外編でした。次回からは通常の更新が続きます。

韓国やら東京やらいっていた関係もあり、今まで書きためていた文章=貯金がなくなり、今日からリアルタイムでの書き込みが続きます(続かせたくないな、、)。

それはともかく、今回もお知らせです。

『北九州の近代化遺産』出版パーティと励ます会

日時:11月25日(土) 午後6時~
場所:門司赤煉瓦交流館
会費:5,000円

              進行
励ましのエール:出口 隆
私の「北九州の近代化遺産」:吉田 啓(朝日新聞西部本社社会部記者)
      以下、交流

 呼びかけ人 代表 出口 隆 (北九州都市協会会長)
                              安藤 英和(北九州市企画政策室長)
                               伊藤 豊仁(戸畑図書館長)
                           木元  富夫(九州産業考古学会会長)
                               小嶋 一碩(千草ホテル代表取締役社長)
                               轟  良子(中央図書館)


こんな感じです。現在発売に先行した宣伝活動を産業考古学会はじめ東京でのシンポジウムなどで行っています。できれば、今後の会の様子を見てみることをかねて、パーティーにも参加いただければ幸いです。

本日、経済産業省の企画による「近代化産業遺産シンポジウム」が、東京ビッグサイトで行われます。
私の知り合いでは、軍艦島を世界遺産にする会の坂本道徳さんがパネリストとして出演するとのこと。一応予約を取ってはいるのですが、反応がないんですよね、、、問題なければ私も参加したいと思います。
さて、このシンポジウムですが、実質は九州各地に遺る「近代化産業遺産」を首都圏に紹介し、世界遺産登録に向けて動き出そうというイベントです。ここに経済産業省が絡んでいるところが、この話の肝心な部分でして、先日あった閣議後の大臣記者会見でも概ね好意的なコメントが寄せられています。
この世界遺産登録の動きとは、九州山口地区に遺る各種の遺産を「アジア最初の産業革命を成し遂げた産業施設群」として一括登録しようというものです。
どのようなものが対象として挙げられているかというと、
・軍艦島(端島、長崎県)
・三井三池炭鉱(熊本県・福岡県)
・集成館機械工場(鹿児島県)
・八幡製鐵所(福岡県)
がよく採りあげられています。
この中で世界遺産登録に向けた動きが起こっているのは、ご存じ軍艦島と集成館。保存活用の動きが強いのは三井三池炭鉱です。
さて、今回の本にも数多くの項目を採りあげた「八幡製鐵所」は、かつて高炉の保存運動で大いに盛り上がったものの、保存された後、つまり現在のことですが、そこで市民の活用に向けた活動があるとも言えず、ただとにかくモニュメントとしての高炉、そして現役工場の製鐵所がある、といった状態です。
結果として世界遺産登録に向けた動き、といっても今は直接の受け皿がありません。

やる気だけはある私が九州伝承遺産ネットワークという組織に所属し、近代化遺産活用に向けた動きをとにかく自分の出来る範囲で盛り上げていこうとしていますが、なにしろ人手がない(だから、私以外の主力メンバーが少ないんだって!)。
今回の出版企画は地域のベースアップを図り、関門近代化遺産の世界遺産登録に向けて機運を作っていこうという意図もあります(事務局的に)。
さて、私の動きは無為と帰すかどうか。今後の動きを見定めに行こうと思います。
、、、国際シンポジウムから帰国して、数日しかたっていないのは、正直つらいんですけど、ね。
私が韓国(何度もも言いますが、学会です、、、遊んでません)で四苦八苦している間、本の最終稿は遂に弦書房の編集の手に渡り、遂に、遂に輪転機が回ることになりました!
思えば長い道のりでした。一年半近くかかってしまいましたが、その分私的には充実した成果物が世に出せると期待しています。

ここでおさらい。
本の販売価格ですが、二転三転したあげく、
2200円+税になっています。
つまり、店頭での販売価格は2310円です。
一般の感覚ではちょっとお高めですが、カラーが160頁ありますから、勘弁してやってください!
それからインターネット購入、及び予約用のISBNナンバーはこちら。
ISBN4-902116-71-5 C0026
んー、まだオンラインでは注文できませんね(出版社からは予約可能です)。

それから新情報。11月16~17に行われる産業観光フォーラム北九州(北九州国際会議場にて開催!)にてどこよりも早く(?)会場販売されます!!
出版物が上がる=私の手元に届くが13日以降ですので、如何に素早い作業かがおわかりになるかと思います。

北九州近郊にお住まいの皆さん、16、17日は国際会議場に足をお運びください、そして買ってやってくださいな。
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