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プロフィール
HN:
庵田
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職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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近代化遺産を語るときに一番言ってはならない言葉は、「専門外だからよく分かりません」だと思います。
確かに専門外の分野で的はずれなことを言う可能性はあります。それはしかし、私たち自身が「専門」と称している学問……建築・土木・機械の中でも常にあることではないかと考えます。
例えば私の場合、建築・都市計画(近代建築史、イノベーション)と称することは出来ます。でもそれは20世紀の学問カテゴリーの中で限りなく細分化された、細切れの針穴のような専門でしかありません。おなじ建築でも、施工技術のことははっきり言えませんし、材料についてもしかり。
21世紀の情報化・細分化時代の学問は、20世紀の学問と同じように述べられてはいけないのではないか、という前提において、私の専門は「産業考古学」であると対外的には称しています(でも理解されません)。

理解されない理由ははっきりしておりまして、知名度と「考古学」という言葉にあります。
産業考古学内での「考古学」は、考古学的手法(対象物そのものを調べることによって事象を明らかにする)を用いる事を表しており、一般的な発掘を伴う作業ではありません。
おおよそ学問というものは、研究対象を示す言葉を持って表されており、「建築学」、「土木学」という言葉は建築学的手法、ではなく建築という研究対象を表しています。
ならば、本当は「近代化遺産」「産業遺産」を研究する私は、近代化遺産学を専攻しています、と言わなければならないのかもしれません。しかし、現実そのような学問は存在しません。学会もなく、研究誌もありません。
研究手法を名称に掲げるこの学問、産業考古学に問題がある、と言うつもりはありません。が、研究専攻者を増やすためには、明快な名称を用いることも考えなければならないだろうか、と思ったのが今日の表題です。

難しい問題なので、興味のある人だけ読んでください(文末に言うなよ!)。
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