『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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今回の編纂作業のうち、一番考えたことは当然「何を載せるか」という基準です。
その一番の目安となるのが、本の表題ともなった「近代化遺産」の指すところの「近代化」はいつからいつまでか、といった基本的な考え方です。
これは前回の会議でも触れたところですが、「地域産業化の象徴として」よりも、「北九州の歴史を語ってくれるものとして」、近代化遺産を紹介していきますので、ここでは近代化遺産=産業遺産を語るときの最大の問題、「産業化と近代化は同じものか、異なるとすればどう考えるべきか」の論に積極参戦する意志はあまりありません。
今回の編集の場合、一応、「開国以降第二次世界大戦終了時まで」という行政の基準に従った格好になっています。が、これは一応の目安です。
あくまで、「記憶されたものに対し、この遺されたものが近代化に際しどのような功績を残したかといった視点を持った本を出」す事が目的ですので(呼びかけ文より一部引用)、執筆者の意欲やまちづくりを考える上でのバランスも考慮の上、掲載項目を選びました。
そんなこんなの事情のため、紹介物件の一部、あるいは「一覧」には必ずしも時代基準に当てはまっていない物件も敢えて掲載しています。これは、
・安川電機事務所はその部分の執筆担当がどうしても書きたかったため。
・一覧の一部戦後物件は、今まで書籍には年代不明と紹介されているものを最初採りあげ、調べると戦後のものと判明したものの、その事実を公表するという意味で仕方なく載せた。
・補論「戦後の~」については、執筆担当が第1回編集会議からやっぱり書きたかったようである。
んー、、結構執筆者のわがままが通っているな、、、。
現在はまだ発売前ですので、全件項目の紹介は避けておきましょう。
第1回編集会議の前に、私と清水先生とで「載せたい遺産リスト」を作成しました。執筆担当の方は概ねそこに掲載された物件に詳しそうな方をこちらから選ぶ格好と相成ったわけです。
大体の傾向としては、
・行政施設は住民の利用が多いものを例外として、基本は載せない(つまり、市役所系は忌避)。
・工場施設は歴史的なものを中心に載せる(見映えは若干考慮)。
・書籍で紹介されていない物件はかなり優先掲載(これは仕方ないことと諦めてください)。
事務局としてはかなり縛りを掛けたつもりではありますが、それでも書き手の意欲に依存している部分が大きい本、と言えます。
その一番の目安となるのが、本の表題ともなった「近代化遺産」の指すところの「近代化」はいつからいつまでか、といった基本的な考え方です。
これは前回の会議でも触れたところですが、「地域産業化の象徴として」よりも、「北九州の歴史を語ってくれるものとして」、近代化遺産を紹介していきますので、ここでは近代化遺産=産業遺産を語るときの最大の問題、「産業化と近代化は同じものか、異なるとすればどう考えるべきか」の論に積極参戦する意志はあまりありません。
今回の編集の場合、一応、「開国以降第二次世界大戦終了時まで」という行政の基準に従った格好になっています。が、これは一応の目安です。
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そんなこんなの事情のため、紹介物件の一部、あるいは「一覧」には必ずしも時代基準に当てはまっていない物件も敢えて掲載しています。これは、
・安川電機事務所はその部分の執筆担当がどうしても書きたかったため。
・一覧の一部戦後物件は、今まで書籍には年代不明と紹介されているものを最初採りあげ、調べると戦後のものと判明したものの、その事実を公表するという意味で仕方なく載せた。
・補論「戦後の~」については、執筆担当が第1回編集会議からやっぱり書きたかったようである。
んー、、結構執筆者のわがままが通っているな、、、。
現在はまだ発売前ですので、全件項目の紹介は避けておきましょう。
第1回編集会議の前に、私と清水先生とで「載せたい遺産リスト」を作成しました。執筆担当の方は概ねそこに掲載された物件に詳しそうな方をこちらから選ぶ格好と相成ったわけです。
大体の傾向としては、
・行政施設は住民の利用が多いものを例外として、基本は載せない(つまり、市役所系は忌避)。
・工場施設は歴史的なものを中心に載せる(見映えは若干考慮)。
・書籍で紹介されていない物件はかなり優先掲載(これは仕方ないことと諦めてください)。
事務局としてはかなり縛りを掛けたつもりではありますが、それでも書き手の意欲に依存している部分が大きい本、と言えます。
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