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プロフィール
HN:
庵田
性別:
男性
職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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ネタが詰まったとかそういうわけではない(出し惜しみの感は、、、ありますが)けれど、もう一度宣伝させてください。

『北九州の近代化遺産』出版パーティと励ます会
日時:11月25日(土) 午後6時~
場所:門司赤煉瓦交流館
会費:5,000円
進行  励ましのエール:出口 隆
私の「北九州の近代化遺産」:吉田 啓(朝日新聞西部本社社会部記者)
以下、交流

呼びかけ人
代表 出口 隆 (北九州都市協会会長)
      安藤 英和(北九州市企画政策室長)
伊藤 豊仁(戸畑図書館長)
       木元 富夫(九州産業考古学会会長)
小嶋 一碩(千草ホテル代表取締役社長)
轟  良子(中央図書館)

こちらにも情報を掲載しています)
5名前後の飛び入り参加は全く問題ないですが、人数確認をしないと料理の注文が出来ません。ということで、しっかりご参加お願いいたします。
意外と困ってます、、、とにかくご連絡を。
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2006年2月25日に開催された近代化遺産の会合は、まず見学会から始まりました。
11人が集まった見学会では、門司港の普段見慣れない、いわゆる「裏レトロ」の見学に始まって、それから電車で小森江駅へ。
そこから門司駅まで徒歩での散策です。長崎街道大里宿と鈴木商店系煉瓦工場群の見学では、普段なかなか歩かないところ、とりわけ街道筋の持つ魅力に寄り道も多く、余裕を持って取られた時間設定もかなりギリギリとなってしまいました。
さて、肝心の会合ですが、大方載せるべき部分は確定し、後はページ数の問題となってきました(ここで頒価が確定するのです、、、)。
発売日は11月16、17日に行われる産業観光フォーラムを目安にしました。これも「売れるタイミング」を目指してのことです。
ここまで来ると気が早いもので、秋口に開催される北九州市立大学の「北九州の近代化遺産」講座の話やその後の活動も飛び出してきます。ただ、それは原稿のめどがついている人々の話。

ここ辺りになると明暗が分かれてきます。原稿を出しづらい人間は自然口が少なくなっていたり、焦りの色も見えています(全く意に介していない人間も若干名、、)。ここ辺りは人間関係の面白いところです。
次回は、ついに原稿の最終提出期限(とやらないと本当にだらだら原稿書かない人間が多い!)。さて、ちゃんと出してくれますかねぇ。
yousetsukyokai-s.JPG私は個人サイトを運営しているのですが(今更、と言わずに聞いて下さいな)、そちらに当初掲載していた時は「北九州金属」として紹介しました。その後溶接協会の所有であることがはっきりして、、、書き換えてはいたのですが、さらに関係者の話から「紡績工場であった」とのコメントが得られたため、その裏付け作業に入りました。
今出版企画を起こした際、何か目玉がいるということになり、今まで明らかになっていなかった事実、知られていない建物の紹介を考えることになりましたが、その筆頭格がこちらの建物でした。
鹿児島本線からも見える煉瓦建物。今後の所有もはっきりしている。なのに由来ははっきりしていない。
そうして調べた結果、一時期敷島紡績の所有であったことまで明らかになったのです。
昭和16年、明治紡績は戦時国策によって敷島紡績と合併することとなりました。そのときこの工場施設も敷島紡績のものとなりました。煉瓦造の建物(形式も古い)ですので、敷島紡績時代に作られたことは考えられず、明治紡績工場施設であったことが明らかになったわけです。

この施設周辺には紡績工場時代の建物がいくつか存在し、今回の本ではうち3件を紹介しています。北九州では数少ない軽工業の施設であり、地域としての価値は計り知れないものがあります。今回明らかになった事実を踏まえ、これからも大切にしていきたい工場だと思います。
ようやく2006年、つまり今年に話を繋げることが出来ました。今年最初の編集会議は1月28日に行われました。
今回は予告したとおりのビデオ鑑賞ということで、NHK北九州放送局で平成2年に放送された「鉄の町・石炭の町 近代化遺産」を鑑賞することにしました。
この特集、北九州地域を中心とした鉄工業・石炭産業の歴史を毎週紹介するという、なかなかに気合いの入ったもので、私も以前清水先生に貸して貰い、じっくりと見て感銘を受けたものです。

ここで出てきたのは、初代製鐵所本事務所の活用に関する話。ちょうど内部から撮った映像が出てきたからです。新日鐵は今でも膨大な資料を持ち、例えば図面センターというものまで確保してその保存にも配慮を持っています。
市内では同様のことを「わかちく史料館(若築建設の資料館)」が行っています。それでも大企業新日鐵の規模・内容には及びません。この資料を引き取り、活用しようという意図からスタートしたのが、以前話した北九州産業技術博物館構想の前身、「鉄鋼文明史館」だったのですが、、、ここあたりは愚痴っても仕方ないですね。

今回から新たに参加された先生もおり、徐々に「出版の次」に向けた動きも始まってきました。原稿の締切も今日だったのですが、、、んー、半分くらい? 後は事務局で分担執筆ですか?(泣)
次回は門司で見学会を兼ねて議論を深めようということになりました。まあ、いろいろ企画を立てないと、後半はどうしてもだれてきますしね。
IMG_4308-s.JPG私の手元には14日に届きました。ということで、表紙がご挨拶(笑)。
思ったより写真の仕上がり具合が良かったのでほっとしています。ただ、表紙のトップに自分の写真が使われなかったのは、全掲載写真の過半を提供した私にとって、くやしい、といいますか、何と言いますか、、、(やっぱり悔しいだけ?)
しかし、こういった表紙になったのにはやはり原因があります。具体的には、これ。

世界遺産へ13カ所 九州知事会研究委 候補リスト決定(西日本新聞11/14付)
私個人としては、関門の鉄道施設や鈴木商店関連施設を是非とも追加していただきたい所ではあるのですが、まずは大きな一歩と言えるでしょう。世界遺産という言葉が、少しずつ現実味を帯びてきています。

今回の出版が終わりほっとする反面、いろいろと風向きも変わってきており、ようやくこちらの文章も本領発揮せねばならんな、と気合いが入る次第です。プレッシャーも厳しくなるような。日々精進ですな。
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