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庵田
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職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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前回に引き続きます。
前回申し上げたとおり、今回の出版企画は世界遺産登録に際しての民間支援の色合いが強くあります。でなければ、現存建造物物件のない目尾炭鉱はあまり入れたくないですし、碑文群は、、、だから、炭鉱閉山後に出来た慰霊碑は近代化遺産のカテゴリーに入れるべきではないです。復元建築も近代化遺産とは言えません。どうも前回の企画での齟齬もあったように、筑豊サイドとは、意見が合いませんねぇ。もっと紹介すべき中小炭鉱遺産や関連分野の第三次産業などの商店建築を入れたいのですが、、、くどいですね。申し訳ございません。
とまれ、世界遺産の支援目的があったものですから、慰霊碑などの掲載にも目を瞑りました。しかしながら、海外審査委員の考え方と私の意見が比較的合っていたのかも知れません。やはり近代化遺産と題するからには、建造物(戦後竣工の碑文は含まない)に限定すべきなのです。私が何かできたかも知れない、と考えると、残念で仕方ありません。が、その機会は与えられませんでした。
筑豊には、多くの炭鉱遺産がまだあります。それらは、かつての炭鉱閉山に関する悲しい記憶と、個人所有の遺産であるが故の掲載の困難さがあるが故に、今回またまたその多くが掲載されませんでした。しかし、そのことは炭鉱遺産がないことにはつながりません。
たとえ文化財担当が知らなくても、知っていて掲載したくなくても、旧日吉炭鉱施設群や三菱マテリアル所有の煉瓦造施設、北九州炭鉱の斜坑や旧貝島六太郎邸などは他地域に紹介すべき近代化遺産ですし、いずれ何らかの形でねばり強く紹介すべく努力したいです。しかしながら、今回紹介できるだけの根回しが出来ず、とにかく、出版を急いだこともあり、筑豊にはまたまた残念な思いを抱かずにはいられません。
いずれ、自分自身でリベンジが必要なのでしょう、、、ううむ、大変だ。
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