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HN:
庵田
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職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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書籍紹介
『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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私は執筆者の一人として、また『北九州の近代化遺産』以来の企画発起人の一人として、やってはならないことは「どこかの本やサイトの情報を少しかじった程度で分かったつもりで文章を書かないこと」ではないかと思います。
そういった意識で書く文章には、複数の典拠が必要であることは言うまでもありません。九大の場合、、、『福岡県近代化遺産総合調査報告書』と『福岡県文化百選・建物編』に記載があるものの、それだけでは、誰かの文章の焼き直しになってしまいます。それでは、私の文章になりません。
さて、典拠をどこに求め、自分の文章を仕上げていくべきか。先の見えない3ヶ月の苦闘の中、まず打開点が見えたのは、『「平成17年度九州大学箱崎キャンパス内歴史的資源の現況調査」成果報告書』の存在でした。現在の九大建物群に関する記述、とりわけWebで紹介されているものの多くは『福岡県近代化遺産総合調査報告書』を参考にしており、私もこれのみに頼ってしまうと読む人にとっては何の代わり映えもない文章が展開されてしまうわけです。正直、これは防ぎたかったので、キャンパス移転に伴うこの報告書の存在は大変助かりました。キャンパス研究室のS教授、本当にありがとうございます。献本しますので。
これと大学の七十五年史、学部ごとの年史、さらにエピソード典拠として『九大風雪記』という原著に出会ったことで、なんとかものにすることが出来ました。本当に、疲れました。

 

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編集会議はとりあえず、無難に終了しました。
無難に終わらなかったのは、私の立場です。出来るだけ編集に専念するため、自身の執筆物件を当初5件程度に抑える予定でしたが、今回の出版企画で一番ややこしく、めんどくさい気合いを入れて書く必要がある「九州大学の建築群」をやらなければ、ならなくなったのです。
いちおう、企画当初はこれを含め「5件」とはなっています。しかし、これは会議の中で採り上げた一件の範囲としては、異常なくらいボリュームのある遺産群であることは、実際にそれを見たことある方はご存じだと思います。
遺産群をどのようにまとめ上げるか、遺産の量も多いことから時間もかかります。学生が大学のことを偉そうに記述することにも気兼ねがあります(つっこみ、嫌み、誹謗を覚悟しなければなりません)。当然「本分」の論文も仕上げなければなりません。執筆者からの質問には逐次答えることも当然のことです。NPO関連の用事も、残念ながらややあったりします。
もう、出来ないんじゃないか、とあきらめかけたこともありました。
何せ原典が各学部ごとに発行している大学史と『福岡県近代化遺産総合調査報告書』、『福岡県文化百選・建物編』くらいしか思いつきません。それらには、建築的特徴はあっても、物語を構成づけるエピソードに欠けるのです。
この問題が解決するまで、3ヶ月近くかかってしまいました、、、もう、今でこそ笑い話といえるのですけどね。
(明日に続く)
seinan-s.JPG福岡の近代化遺産を企画する際、絶対に外せない物件というものがいくつかあります。既に紹介させていただいた県公会堂迎賓館もそうですし、この後で紹介する九州大学関連の建築群、志免鉱業所の竪坑櫓についても言えることでしょう。そして、こちらの作品も、いざとなれば私が書かなければならない(泥被りする人間が私しかいない、、、)物件と考えていました。
書籍での仕上がり写真では、改装後の写真を使用させていただきましたが、こちらでは改装前のものでお楽しみ下さい。
こうやってみると、結構傷んでいたみたいですね、、、改装によって色々と新事実も分かり、面白い文章を紹介できたと編集側も満足しています(執筆者が一番偉いです)。ヴォーリズ建築としての価値以外の特質を文章内では採り上げています。この内容については、是非とも書籍をお手にとってご確認下さい(お約束の引き延ばし)。
以前出版した『北九州の近代化遺産』を紹介いただいたブログのうち、紹介しきれなかったものについて『福岡の近代化遺産』出版前にさっさと紹介したいと思います。

http://plaza.rakuten.co.jp/zeronao27/diary/200706280000/
(パン大好きより)
ご紹介&書籍購入ありがとうございます。
「地元ではたいそうな評判」、、、そうですか? それにしては、取り毀される遺産も多い、、。
書籍評価と遺産動向は別物、と言うことでしょうか。
これを機会に北九州の奥深い歴史について興味を持っていただければ、これ以上の幸いはございません。

http://edgeofworld.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_db5d.html
(おしまい雑記(新居)より)
硬派なブログです。2007年夏に紹介いただいたブログと言うことで、他の紹介文より書籍の特徴を実に的確に表現していると思います。
著者ごとに語り口が違うという点をご指摘いただき、「このような語りの性質の差異は、悪く言えば統一性がないとも言える」との辛口コメント。
ははは、、もう、その通りと言うほかございません。今福岡の企画と異なり、著者の語り口を尊重した結果が書籍にも表れている結果そうなった、と考えられます(事前の打ち合わせが足りなかったとか、、、そこ言わない!)
しかし、この書籍が全国的な希少性ではなく地域に生き、そして私たちに繋がっていく「物語」について重要視し、述べているという点をご指摘いただけたのは、光栄なことです。この本が建築でも土木でも、機械や戦争遺跡でもなく「近代化遺産」を紹介したことが、物語を重視した原因といえます。
今更? いえいえ、すばらしい書評ありがとうございます。ついでに『福岡』の方も宜しくお願いいたします(宣伝)。

http://d.hatena.ne.jp/kq7/20070414
(探訪 関門北九州・豊前筑前周防灘」by ワイン・フォーラム・ジャパンより)
前回は書籍自体の紹介をしていただきました。今回は[「北九州の近代化遺産」を巡る] 東京製綱小倉分工場と題し、出版された書籍内容に則って簡単な遺産紹介を行っています。書籍の目的としていた、地域資源の再評価、なにより多くの方に遺産を知り、地域に愛着を持っていただくという趣旨に合致する素晴らしい記事です。

今回で『北九州の近代化遺産』紹介ブログ紹介(ややこしいな、おい)は、ひとまず打ち止め、とさせていただきます。
次回は『福岡の近代化遺産』刊行後、こちらの紹介ブログと共に「わざわざ書いてくださる方がいれば」紹介したいと思います。
、、、一応、少しだけ、期待しますよ??
「九州産業考古学会 会員各位

日々に春の足音が近づく中、皆様におかれましてはご健勝のことと思います。
今回、九州産業考古学会では『北九州の近代化遺産』に引き続いた企画として、木元会長を編集代表に『福岡の産業遺産(仮題)』を出版いたしたいと考えております。
このための集まりとして、来る3月25日に九州産業大学にて会合を開きます。つきましては、誠にぶしつけで恐れ入りますが、この企画の趣旨にご賛同いただき、出欠のご返事をいただ
ければ幸いです。
本企画の趣旨、執筆要領及び掲載予定物件については、木元会長より添付ファイルをいただきましたので、参照いただければ幸いです。

(以下、添付ファイル)」
こんなメールを昨2007年の3月17日に10名くらいの学会メンバー宛に送信いたしました。
会合は25日に九州産業考古学会で行われたのですが、8名程度の参加(議事録まとめていたはずなのに、データがどこかに行ってしまい、、、あやふや)があり、またそれ以外にも賛同者を得ることで、企画としては、この段階で成立することが決まっていました。
実際の本で著者紹介をご覧いただければおわかりいただけると思いますが、実際の筆者のうち半数以上は前回にもご参加いただけた方々です。まあ、そちらの方が短期決戦ではやりやすい、と言ったやむにやまれぬ事情もあります。
担当物件について、今会合では事務局(と言うか、私)からいくつか指定し、それ以外でも余裕があればご執筆ください、という方針をとりました。
この会合の時点で、既に33件の遺産担当が確定(これは、当然ながら北九州よりもペースが速い決定事項です)し、また数日後には40件程度のめどがつきました。
やはり、一度出版したことで、「細かいところは『北九州の近代化遺産』を参考にしてください」という言い方でご理解いただける、と言う強みが出来たことは、事務レベルでは大変助かりますね。
〆切自体は6月20日をめどとし、今会合自体は無難に終了、と相成りました。
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