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HN:
庵田
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男性
職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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またまた時間が空いてしまいました、、申し訳ございません。
私が更新に手間取っている間にもう出版のお知らせを受け取ることになりました(本自体も、、、)。
今回の出版企画は、やはりゲスト執筆です。舞台は熊本県南部~鹿児島県にまたがる鉄道路線・肥薩線。
このたび、SLあそBOY改め、SL人吉が改装の上運行されることが決まっている、観光で一躍注目されている所と言えましょう。
さて、この企画の中で、私は8頁ほど執筆させていただきました。主に鹿児島県側の鉄道遺産の一部と八代の樋門です。
鹿児島県側については、元々の出版母体が熊本県側の執筆者が多かったためです。なぜに北九州から出張する必要性があったか、については、、、私も今ひとつ分かりません(笑)。何か理由があったと思うのですが、はて。
ひうひとつ、なぜに八代の項目を一部担当したかについてははっきりとしておりまして、私の母方が八代の出だからです。土地勘がある、と言うほどでもないのですが、まあ、知らない土地ではないので、せっかく出版会議に参加したものですから、私から志願した次第です。
さて、本のクオリティについて申し上げますと、従来のシリーズものに比べ写真も大きく、またいわゆる「未認識遺産」も数多く紹介できているものと確信します。エリアがかなり広くなっているため、一覧のような形で地域の遺産を網羅することは実質不可能であったようですが、鉄道沿線の面白いものについては、いろいろ掘り起こしています。過去のシリーズに関わっている私個人としても、正直ほっとしています(笑)。
観光目的に、またミドルレンジの近代化遺産好きにも十分応えられる書籍ではないかと思います。是非是非、関心を持っていただければ幸いです。

追伸、、『肥薩線の近代化遺産』出版・もしくは実際の遺産紹介に関連した各種ブログにトラックバックを張らせていただきました。事後承諾になりますことを平にご容赦下さい(礼)。
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産業遺産を歩こうこれまた私事で申し訳ありませんが、ようやく全国枠で本を出版することが出来ましたので、ご報告申し上げます。
その名も「産業遺産を歩こう」。私は第三章第九節内で北九州の産業遺産という項目で14頁ほど執筆させていただきました。

産業遺産を歩こう-初心者のための産業考古学入門
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産業遺産を歩こう―初心者のための産業考古学入門
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これまでの書籍で見られた「日本各地の産業遺産を網羅的に紹介する」という項目も、私の所を含めてあるにはありますが、どちらかというと地域の産業の歴史と日本における近代化遺産・産業遺産に関する研究の変遷と産業考古学という学問の内外の動向について、私も注目すべき内容が多く紹介されています。
がっちり詰め込んだ内容で2000円は結構お得ではないかと思います。ぜひぜひお手に取って(出来れば買って)いただければ幸いです。
これまたご無沙汰しております。なんとか生きてます。
先日来ぼそぼそ言及していたのですが、なんとか2月18日の大学教授会で学位取得することが出来ました。
で、3月24日。学位記いただいてきました。博士(工学)。
私の個人サイトに良く来ていただく方で、古くからの方は、違和感感じている方も多いかと思いますが、工学です。
建築学は工学の一部ですし、修士から都市計画に入ったとはいえ、建築学会論文集に載りましたし、ええと、自分的にこりゃ変だろ、とか言いたいことはあるのですが、とにかく、工学博士です。辰野金吾や伊藤忠太と同じ名称の学位です。
、、、いや、やはり違和感が、ありますね。

心境としては、これで完結点、と言うわけではなく、ここからがスタートだと感じています。
自分というものが博士号を得たことで大きく変化したとも思っていませんし。
たとえるならば、シャトー・ムートンロートシルトが第一級の格付けを得た時の言葉が当てはまるのでしょうか。

Premier je suis, Second je fus, Mouton ne change.
「かつて二級であった、今一級となったがムートンは変わらない」

博士号はあくまで形を得たまでであって、私個人は全く変わらずここにあります。ブログについてもしかり。これからも変わらぬご愛顧の程、お願い申し上げます。
拙ブログが休止していた間、世界遺産関連の動きがありました。私自身、学位論文作成のため、ちょっと手が付けられなかったため、ここを楽しみにごらんになって下さる方々には申し訳ないことを致しました、、、。
12日には、鹿児島市で世界遺産のシンポジウムが行われ、今後の関連のシンポジウムが続きます。それと平行して、世界遺産の海外委員の方々による、対象候補遺産の見学と精査が行われます。
さて、この審査で北九州・筑豊の遺産はちゃんと選ばれるのでしょうか? 世界遺産本登録に向けては、自治体の理解は当然として、遺産周辺に居住する市民による登録への支援運動が必要なことは間違いないでしょう。
、、この点、地元北九州が若干心配な限りです。

今後の予定の中で、私が把握しているのは、以下の通りです。ご参考までに(参加者はあくまで予定です、詳しくは各自治体にご確認下さい)。

2月15日 世界遺産田川シンポジウム(田川市民センター)13:00~17:00
シンポジウムゲスト:スチュワート・スミス氏(英)、イアン・スチュワート氏(濠)ほか

2月21日 佐賀シンポジウム
シンポジウムゲスト:ニール・コソン卿(英)、スチュワート・スミス氏、アラン・レマース博士(蘭)、Mousli JOSHI博士(印)ほか

それから、未確定ですが4月に長崎でシンポジウムが行われる可能性があります。
取り急ぎ、ご報告まで。
引き続き、現段階(26日22時現在)での、マスコミ各社の報道について紹介させていただきたいと思います。記事は順不同(気に入った順)です。

沖ノ島など5件追加=世界文化遺産候補
(時事通信社記事より)
さすがの時事通信社。世界遺産関連で長らく追跡取材をしているだけあります。17:00に報道管制が解除されたので、この記事が実質最初の記事になるのでしょう。それにもかかわらず記事内容も非常に丁寧です。
今回リストに掲載されることになったいずれの遺産も、「いずれも自治体提案のままでは、国際的な評価を得るには不十分」という評価を受けていることを努々忘れてはならないでしょう。この国内暫定リスト掲載はあくまで世界遺産への挑戦権を得たくらいの状態であるのです。

先ほどの記事では紹介できなかった、産経新聞社から。
九州各県知事ら喜びの声、近代化遺産群の候補選定で
通信社から発信されたであろう、基本的な記事とは一線を画し、九州各県の知事・市長からのコメントを掲載しています。
面白いのが、各県の余裕の違いといいますか、長崎県はキリスト教教会群
が既に候補に挙がっているため、「長崎の歴史・文化の多様性を証明」とあっさりしたコメントですが、鹿児島県は私が言いたいことを「人々が地域に自信と誇りを持つ機会になる」とずばり述べています。
北九州市長:「住民と協力し登録に向けて運動を」、、、いや、ほんと、頑張りましょうね。絶対ですよ?

いよいよ地元・地方新聞社の記事の紹介です。
「九州・山口の近代化産業遺産群」が世界遺産暫定リスト入り
(長崎新聞記事より)
遺産全体の紹介とともに、県内にある遺産についても触れています。順当な記載方法ではないかと思います。
とにかく掲載が早かったのが一番驚きました。6時20分前の掲載は、地方新聞社では最速に近いのではないでしょうか。

世界遺産候補5件の概要 文化庁選定
(山陽新聞記事より)
、、、と思ったら更に速いところがありました。これは、もう速報記事レベルですね。
17:29といったら、私が最初の記事を書き終えた時間あたりじゃないですか。

新たな世界遺産候補に5件 文化庁、公募32件から選定
(西日本新聞記事より)
大まかな記事内容は多い新聞社と変わらないように思えますが、「文化庁はこれで自治体公募を打ち切る」の一言が気に掛かります。ここは大手新聞社でも「当面、新たな公募は行わない」となど表現が異なることもありますが、当面行わないことと、打ち切りには、大きな差があります。ここらへん、どうなのでしょうか?

最後に例外として、NHK北九州放送局の記事を紹介。
世界遺産の暫定一覧表決まる
(NHK北九州放送局(注:すぐ消える恐れ高)記事より)
地元北九州だけあって、ちゃんと九州山口~の遺産の方を最初に紹介しています。県内他テレビ局は沖の島が中心でしたから、、、残念というか、口惜しいというか。

ということで、今回の連続記事掲載、いかがでしょうか?
記事紹介だけで中身がないのでは、という指摘は甘んじて受けたいと思います。その通りです。
が、これを機に、当ブログでは世界遺産国内候補「九州・山口の近代化産業遺産群」についても、私の知っている限り、かつ書き込んでも大丈夫な範囲で色々と述べてみます。お楽しみに。
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