『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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新幹線もすべて停車するJR博多駅からたった3駅、原町駅から西に歩いて10分程度にこの光景があります。もちろん、周辺がど田舎、というわけでもありません。若干の田畑はありますが、どちらかといえば都市近郊農業地といえるべき位置にある農場です。
九州大学農学部の成立とともに作られた農場で、現在は周辺が都市化するに伴いだんだん周囲から浮いている状態となっています。大学移転に伴い農場も移設、跡地は新駅の設置と再開発構想が計画されています。そうなると、当然この農場も完全消滅と相成ります。しかし、正門から続く並木道(書籍参照)といい、設立当初から残るいくつもの建物(これも大部分は書籍参照)といい、ここには町中とは別の貴重な時間が流れています。福岡空港から車で10分圏内にあって、しかも伝統的な大規模農業の施設が遺っている景観は、もはや文化財級と言うほかありません。
初稿提出当初は「九州のイーハ・トーヴ」という副題が付いていましたが、編集代表の「わかりにくい」という声からこれはあえなく削除となりました。しかし私個人としては「西の小岩井農場」と称するにふさわしい、すばらしい農村景観であると断言します。何とか保存できないものだろうか、、、。
九州大学農学部の成立とともに作られた農場で、現在は周辺が都市化するに伴いだんだん周囲から浮いている状態となっています。大学移転に伴い農場も移設、跡地は新駅の設置と再開発構想が計画されています。そうなると、当然この農場も完全消滅と相成ります。しかし、正門から続く並木道(書籍参照)といい、設立当初から残るいくつもの建物(これも大部分は書籍参照)といい、ここには町中とは別の貴重な時間が流れています。福岡空港から車で10分圏内にあって、しかも伝統的な大規模農業の施設が遺っている景観は、もはや文化財級と言うほかありません。
初稿提出当初は「九州のイーハ・トーヴ」という副題が付いていましたが、編集代表の「わかりにくい」という声からこれはあえなく削除となりました。しかし私個人としては「西の小岩井農場」と称するにふさわしい、すばらしい農村景観であると断言します。何とか保存できないものだろうか、、、。
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まあ、これについてはあるようでないような、雲をつかむような話ではあるのですが。一応北九州のその後を含めた近況報告も兼ねた話をしようと思います。
『福岡の近代化遺産』は、刊行以降各種メディアにも取り上げられ、深夜番組には「これ、中身は完全なパクリ?」と思える企画(歴史探偵もの、、、ともいえなくもないドラマの真似)も登場する始末。もう喜んでいいやらなにやら、複雑な心境です。
会的には新入会員もぼちぼち入っており、根付くかどうかはわかりませんが、いずれは私の負担も軽くなるものと(半分あきらめながら)期待はしています。
あと、福岡市周辺の近代化遺産一般に対する関心度が上がっているようです。徐々に登録文化財制度も適用して認知をはかっている現状への手助けになったのかな、と思います。実際のところは分からないんですが(笑)。
そうですね、学会イベントで見込んでいる人数よりは、一般参加が増えているので、この部分には貢献している、、、かも。
私的には、産業考古学会の評議員に任命されたことが、一番の効果ではないかと何となく考えています。まあ、だからといって役員待遇があるとか、なんか得した感じはないようでがっかり、ですが(苦笑)。
学者さん、といわれていますが、役得の要素が大きいのは民間企業の一線級サラリーマンが一番多いのかもしれません。この業界、そんなにあこがれるもんではないですね(私はまだ職にもなってないし!)。
ううむ、やっぱり波及効果があるのかないのか、よく分からない結論になってしまいましたね。
『福岡の近代化遺産』は、刊行以降各種メディアにも取り上げられ、深夜番組には「これ、中身は完全なパクリ?」と思える企画(歴史探偵もの、、、ともいえなくもないドラマの真似)も登場する始末。もう喜んでいいやらなにやら、複雑な心境です。
会的には新入会員もぼちぼち入っており、根付くかどうかはわかりませんが、いずれは私の負担も軽くなるものと(半分あきらめながら)期待はしています。
あと、福岡市周辺の近代化遺産一般に対する関心度が上がっているようです。徐々に登録文化財制度も適用して認知をはかっている現状への手助けになったのかな、と思います。実際のところは分からないんですが(笑)。
そうですね、学会イベントで見込んでいる人数よりは、一般参加が増えているので、この部分には貢献している、、、かも。
私的には、産業考古学会の評議員に任命されたことが、一番の効果ではないかと何となく考えています。まあ、だからといって役員待遇があるとか、なんか得した感じはないようでがっかり、ですが(苦笑)。
学者さん、といわれていますが、役得の要素が大きいのは民間企業の一線級サラリーマンが一番多いのかもしれません。この業界、そんなにあこがれるもんではないですね(私はまだ職にもなってないし!)。
ううむ、やっぱり波及効果があるのかないのか、よく分からない結論になってしまいましたね。
『北九州の近代化遺産』と今回の書籍とを見比べていただくと、執筆者にかなりの重複があることに気づくかと思います。
これは以前お話ししたように、経験を積んだ方の方が話が通りやすいということもあるのですが、ここには更に逆のパターン、つまり次の企画につなげるための人選といったものもありました。
現在順次企画が進んでいる『筑豊の近代化遺産(仮)』に向けては、別途事務局を設けて全く別の動きを行っておりますが(一応私も執筆だけは行います)、これ以降の企画、つまり福岡県内シリーズで残された最後の地域である「筑後」の企画準備のため、担当になりそうな方々を執筆陣に一部加えております。
これは、出版までにかかる手順を理解していただくとともに、前回からのある程度のつながりを持ってもらうことで、引き継ぎもスムーズに行えるようにとの配慮から行った人選でした。何とか、筑後地域の企画も動きそうだという話も伺いました。さて、今回私はゆっくりできればよいのですが、、、果てさて、どうなることやら。
これは以前お話ししたように、経験を積んだ方の方が話が通りやすいということもあるのですが、ここには更に逆のパターン、つまり次の企画につなげるための人選といったものもありました。
現在順次企画が進んでいる『筑豊の近代化遺産(仮)』に向けては、別途事務局を設けて全く別の動きを行っておりますが(一応私も執筆だけは行います)、これ以降の企画、つまり福岡県内シリーズで残された最後の地域である「筑後」の企画準備のため、担当になりそうな方々を執筆陣に一部加えております。
これは、出版までにかかる手順を理解していただくとともに、前回からのある程度のつながりを持ってもらうことで、引き継ぎもスムーズに行えるようにとの配慮から行った人選でした。何とか、筑後地域の企画も動きそうだという話も伺いました。さて、今回私はゆっくりできればよいのですが、、、果てさて、どうなることやら。
福岡市中央区浄水通、といういかにも都市部の中にあるような名前ですが、建物自体はそんなに都市部にありません。近年開通した地下鉄に近接してはいますが、あくまで住宅地に近い建物といって良いでしょう。
建物の性格上、あまり話題に上らない施設といえます。で、一応かつては「近代建築ガイドブック」西日本編の中に掲載されましたが、他の建物群が続々取り壊される中で、かろうじて残っているといわざるを得ない作品です。
設計者のスワガーは、神戸のムスリム教会や横浜カトリック教会など多くの居留地建築に携わりました。この建築家が携わった建物があるということが、町の格に通じるといっても間違いはないでしょう。
、、、まあ、まさか取り壊されることはないと思いますけど、ね。
建物の性格上、あまり話題に上らない施設といえます。で、一応かつては「近代建築ガイドブック」西日本編の中に掲載されましたが、他の建物群が続々取り壊される中で、かろうじて残っているといわざるを得ない作品です。
設計者のスワガーは、神戸のムスリム教会や横浜カトリック教会など多くの居留地建築に携わりました。この建築家が携わった建物があるということが、町の格に通じるといっても間違いはないでしょう。
、、、まあ、まさか取り壊されることはないと思いますけど、ね。
アクシデントにより休載してしまい、申し訳ございません。
今回も紹介いただいたサイト・ブログからの紹介記事を転載させていただきます。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/book/kyodo_no_hon/20080311/20080311_003.shtml
(西日本新聞:九州・山口郷土の本)
西日本新聞から書籍紹介を受けました。ありがとうございます。
他新聞での紹介記事とあまり変化がないのは、元原稿を出版社側で用意しており、そこからアレンジを行った結果ではないか、と考えています(記者クラブへの投稿の場合、おおむねそのような作業を行っているんです)が、いかがでしょう?
http://www.fukuma-hp.or.jp/diary/080225.html
(恵愛日記:福間病院ホームページより)
取材先からの紹介記事です。ありがとうございます。
身近に実際の遺産を知っていると、なかなかその価値に気づきにくいというところはあるかと思います。そのなかでもいち早く遺産のすばらしさを認識いただき、またその遺産の保存に尽力いただいた福間病院の先見の明にはただ感謝するほかございません。これからも、遺産の保護に尽力いただけるよう、よろしくお願い申し上げます。
http://zoblog.blog80.fc2.com/
(ぞブログ:九州造形短期大学)
九州産業大学生協からの書籍紹介ありがとうございます。
そのような経緯で出版いたしましたが、今のところどなたかの授業で使用する予定はございません(来期以降は知りませんが)。
地域の資源を掘り起こそう、という観点から、全くの手弁当で出版いたしました。いくら売ったって一番執筆した人間に利益が入るということはございませんので(皮肉)、安心してご宣伝ください。
これからも、紹介できる限り書籍紹介いただいたブログやサイトを紹介していきたいと思います。
まだまだ間に合いますので、どしどし投稿頂けると、管理人(私)が喜びます。
今回も紹介いただいたサイト・ブログからの紹介記事を転載させていただきます。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/book/kyodo_no_hon/20080311/20080311_003.shtml
(西日本新聞:九州・山口郷土の本)
西日本新聞から書籍紹介を受けました。ありがとうございます。
他新聞での紹介記事とあまり変化がないのは、元原稿を出版社側で用意しており、そこからアレンジを行った結果ではないか、と考えています(記者クラブへの投稿の場合、おおむねそのような作業を行っているんです)が、いかがでしょう?
http://www.fukuma-hp.or.jp/diary/080225.html
(恵愛日記:福間病院ホームページより)
取材先からの紹介記事です。ありがとうございます。
身近に実際の遺産を知っていると、なかなかその価値に気づきにくいというところはあるかと思います。そのなかでもいち早く遺産のすばらしさを認識いただき、またその遺産の保存に尽力いただいた福間病院の先見の明にはただ感謝するほかございません。これからも、遺産の保護に尽力いただけるよう、よろしくお願い申し上げます。
http://zoblog.blog80.fc2.com/
(ぞブログ:九州造形短期大学)
九州産業大学生協からの書籍紹介ありがとうございます。
そのような経緯で出版いたしましたが、今のところどなたかの授業で使用する予定はございません(来期以降は知りませんが)。
地域の資源を掘り起こそう、という観点から、全くの手弁当で出版いたしました。いくら売ったって一番執筆した人間に利益が入るということはございませんので(皮肉)、安心してご宣伝ください。
これからも、紹介できる限り書籍紹介いただいたブログやサイトを紹介していきたいと思います。
まだまだ間に合いますので、どしどし投稿頂けると、管理人(私)が喜びます。