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プロフィール
HN:
庵田
性別:
男性
職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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tamayaato-s.JPG取り毀されたものはどうやっても紹介出来ないのが、今シリーズの不文律です。ですので、玉屋の福岡・博多に与えた影響を紹介するために項目として「田中丸邸」を何が何でも準備する必要性があったのです。そこで福岡の商業を十分に紹介できたかと言えば、それは難しいと言わざるを得ませんが、、、
しかしこの建物、実に惜しい作品でした。特に解体後作られた商業施設が稼働率として余り芳しくないという話を伺えば伺うほど、何で、どうして、と考え込んでしまいます。
古い建物を都市景観として尊重し、安易な解体へと選ばない方向に進んでいくのはいつの日でしょうか、その日がなるべく早く来るよう、頑張るほか無いようです。
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P3075055-s.JPGここまで延び延びになってしまうと、このページだけゆっくり作ってしまうのも良いかも知れません(ダメですか?)。
現在保存・解体の狭間にあり大きく揺れている折尾駅です。
私の個人的な思い入れから申し上げると、高校時代、自分の身近な世界から大きく広がった現在の「世界」の窓として、その価値は計り知れないものとして今もあり続けます。
いや、、もちろん日本初の立体交差駅だとか、用途に応じて増築し地域の顔として在り続けたその象徴性なども大事です。十分文化財としての価値はあるとは思いますが、なんといいますか、私にとってそんなものでさえ、自分の思い出に比べれば小さな価値です。今の自分と折尾駅とは、やはり切っても切れない関係にあります。
出来るだけ、多くの部分をそのままで保存できるよう、今それが少しでも叶えられる立場になりつつある(発展途上の)自分として、出来ることを出来るだけ頑張るほか、ありません。
とりあえず、やるべき事としては、2/23日のシンポジウムでしょうか、、。
実は、昨31日は福岡県の近代化遺産シリーズ第三弾『筑豊の近代化遺産(仮)』の原稿第一次〆切日でした。
ええっと、ここで発表させていただきます。この企画では、私は編集事務を行っておりません。もう無理です。さすがに一個人が収入源(来年度からはありません)も無しに出来るような仕事ではないのです。本来、こういった事務作業は行政の方々が事務局をやることである程度の落ち着きを覚えるものですが、全く徒手空拳の私がやるには、あまりにも生活リスクが高すぎるのです。
、、、完全に愚痴になってしまいました。申し訳ございません。ただ、こういった事情により、私は今企画内では一執筆者といった形で関わりたいと考えています。ということで、お知らせでした。

ではなくて、今回は田川市で行われる世界遺産シンポジウムについてのお知らせです。

--*--(ここからお知らせ)--*--

世界遺産田川シンポジウム
日時:平成20年2月3日(日) 13:00~17:15
場所:福岡県立大学講堂(田川市伊田4395
講演:産業遺産保存の意味
(スチュアート・スミス氏/TICCIH事務局長)
パネルディスカッション他
入場無料
連絡先:世界遺産田川シンポジウム実行委員会(Tel/Fax:0947-44-5745)
詳しくはこちらのチラシ(別サイト・PDFファイル)をご覧ください。

--*--(お知らせここまで)--*--
はは、、まだ発表資料作っていなかったり(いや、笑いごっちゃないって)。

さて、もうひとつ。実は本日午後下関でも世界遺産シンポジウムが開かれております。
詳しくは、九州伝承遺産ネットワークサイトをご参照下さい。
午後二時からと言うことなので、早めにここをご覧になった方は、間に合うかも知れませんね。まあ、平日なので参加できないという方が多そうですが。
と言うことで、本日は完全宣伝のみでお送りいたしました。
nibishi-old-s.JPGまたどえらくいい加減な写真で誠に申し訳ありませんが、、、
今でこそJR古賀駅前に当たり前のようにある工場ですが、この建物は、当時の最先端技術に基づいて建てられた、初期コンクリート造工場建築なのです。私が自信を持って推薦する、今回の出版企画の中でもキラーコンテンツに位置づけられた作品です。
この建物は、北九州で製鐵所関連の下請け業務をやっていた地域資本末松家の出資と木原秀三という異才によってできました。詳しくは、いつもの通り書籍の中でご確認下さい。
こちらの建物が古そうだというある程度の確証及びこれまでの出版企画の中で一番歓待を受けた取材については、一事が万事『北九州の近代化遺産』で執筆した末松商店で繋がった縁が無くてはなし得なかったものです。
この企画が北九州の延長で作られたものであることを表す、やはり代表的なものといえるでしょう。
fukuoka-kanpo-s.JPGこの時期、福岡の大手書店内に『福岡の近代化遺産』がほぼ出回っているのではないかと思います。そうなると、完全な裏話(今までが裏話でなかったかと言われると、言葉に窮するが)もいくらか紹介できるような気がいたします。ということで、紹介できなかった作品をかなしみを込めて話したいと思います。
さてこちら、大濠公園内にそびえるなかなかの作品ですが、郵政民営化の前後であったこともあり取材が難しかったこと、私が色々と多忙な状態であったこと、さらに紙面の都合上からどうしても書けなかったものです。増補改訂版が出せるとしたら、、、是が非でも採り上げたいと思います。
建物としては間組が本格的に建築業にも携わるようになったメルクマール的作品として評価に値するものです。単純なタイル張りかと思えば、八芒星の明かり取り窓があったりとデザインも凝っており、紹介しなかったことが悔やまれる建物といえます。
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