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プロフィール
HN:
庵田
性別:
男性
職業:
無給NPO理事
趣味:
都市散策、調査研究、写真撮影、マンガ熟読
自己紹介:
高学歴ワーキングプア。生活の糧をどうすべきか毎日模索中。
共著でいくら本を増やしても、それは研究者としての実績にならないそうです。数年前から同じ事言ってますが、雇ってくれるところをただ探すのみです、はい。
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書籍紹介
『北九州の近代化遺産』&『福岡の近代化遺産』編纂事務局がお贈りする、出版散々回顧録・出版社非公認ブログです。とりあえず、今後の出版企画情報を逐次報告します。
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PA180403-m.JPGこちらの建物は陸上自衛隊北方駐屯地に遺されている史料館で、元々は陸軍十二師団の施設として建てられたものです。
現存している中では数少ない、明治中期木造洋風建築なのですが、軍関連ということで、どうしても偏見の目をもたれている方がおり、紹介にも一定の配慮が求められます。
建物の特徴については喋っても大丈夫みたいですが、その歴史については、褒めるでもなし、貶めるでもなし(どちらについても偏る気はありません)。ただ、どう書いても不満を言われやすい物件であることは事実です。
だからこそ、造兵廠関連施設などは地下構造の見学がきわめて制限されていたり、曽根の工場群はなかったことになるのでしょう。その功罪はともかくとして、ある物をないと言ったり、誤魔化してしまうのは、悪い傾向ではないかと思うのは、私だけでしょうか。

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P6266887-m.JPG前回紹介できなかった(出来たはずだが、最初の出版企画なので避けた感も? いや、執筆者がいなかったのですな、、)砲台を除く戦前期の軍事施設群。
今回、よけ続けることもおかしいですし、資料はないこともないので、私の方で作成することに相成りました。
内容については、、、書けることは書けますが、深さはないですね。軍事関連で300字以内の文言でまとめるとなると、十二師団の紹介とどこどこに遺構がある、といった指示しかできないのが実情です。
十二師団に関連した遺構は、意外と各箇所に散在していましたが、さすがに近年の財政事情の悪化などで自衛隊関連施設が売り払われた結果、最大の遺構として遺っていた城野の自衛隊施設群が消滅。現在は小倉と北方に僅かに残存しています。
写真は南若園町にある関連施設です。「関連施設」という名称にならざるを得ないのには訳があり、当初の用途がさっぱり分からない施設だからです。ちょっと上には民家があり、倉庫と言うには、構造の奥行きもない。面白いので紹介のしがいはあるのですが、、、ここと書籍で紹介しておいて、情報を募りたいと思います。
mataubara-tanju1-m.JPG今回、『北九州・筑豊の近代化遺産100選』では、紹介できなかった(正確には、残存した建物の地図ポイントを入力したのですが、解体を前提としていましたので、外されてしまいました、、、)ちくのひとつである、田川・松原の炭鉱住宅保存活用を求める署名運動が行われているようです。
田川地区「近代化産業遺産を未来へ伝える会」の有志の方から署名への協力を要請されたので、こちらにも急遽掲載いたします。なお、〆切は21日(市議会説明のため)と月末です。

http://www.geocities.jp/iota_titanus/tagawa-matsubara.doc
(署名用紙)

炭鉱に理解のある皆様のご協力をお願い申し上げます。

情けない個人的な自焼事情について(読み飛ばして頂いた方がいいかも、です)。
駆け込み的に大学院を出たものの、民間研究者という名のNPO理事兼非常勤講師という、何が何だか的な状態を日々送らせて頂いているのですが、別に好きこのんでやっているわけでなく、当然就職活動も行っているわけです。
ただ、求人の内容というのがなかなか険しくて、
事例1.建築史教員(一級建築士免許、実務での経験が3年以上)
、、、大学院出たての人間にそれを望むのは酷では? といいますか、それでようやく助手クラスの求人募集って普通ですか? 建築史で?
事例2.観光関連分野の教員(関連の企業勤務必須、旅行業務取扱主任者免許必須)
、、、NPOのまちづくり論などいらんと、そういうことですか。
事例3.工学系教員(高分子エネルギー、、、、機械、、、電気工学、、、)
都市関連の教員が出ない、、、出ても書類すら受からない、、、。
出版企画と並行して作業をやっていると、なかなかめげてきます。こんな私の社会的貢献事業(各出版、、、)など、研究者実績のカスにもならんらしいです。つまりそんなことやるよりはとにかく論文書けと。それで生活の糧が得られる保証はないけどな、と。
これら現象を総括して、最近は「高学歴ワーキングプア」というらしいです。そんな言葉遊び気味の用語にすら、最近は嫌悪気味です。脈絡のない話で相済みません。
IMG_3153-m.JPG本もお手元に届いた方も現れる頃でしょうから、私の方も本の内容に踏み込んだ遺産の紹介をいたしたいと思います。
ここで満を持して紹介いたしますのは、ワイ・イー・テック本社工場。え、知らない? かつて「紹介したかったもの」で、、、あれ? 紹介していませんでしたか。こりゃ済みません。とにかく、この建物は今回の目玉遺産である「小倉陸軍造兵廠」の関連で工場施設として使用されているほぼ唯一の遺産で、主要書籍の中ではこれまたお初に近い物件です。
かつて知り合いの大学教授に工場見学もさせていただき、「いつか掲載してやろう」と思っていた野望が密かに叶った形になります。内部には当時使用されていたであろう、クレーンの跡などが遺り、造兵廠の息吹を感じることが出来、なおかつ目視確認が出来る市内でも数少ない建物群のひとつです。

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